冬に暖房をつけて、ようやく部屋が暖まったと思ったら、誰かがドアを開けたまま出ていく。
我が家では、これがかなりのストレスでした。特に冬は、廊下側の冷たい空気が入ってくると体感温度が一気に下がります。そのたびに「ドア閉めて!」と言うか、自分で立って閉めに行くことになります。
何度言っても閉め忘れはなくならなかったので、2021年に約1,000円の室内用ミニドアクローザーを2個購入して、実際に取り付けてみました。
結論から言えば、仕組みは驚くほど単純なのに、我が家ではかなり便利でした。ただし、実際に取り付けたからこそ分かった「買う前に確認した方がいい点」もあります。
ドアを自動で閉めるだけ。でも、それが便利だった
取り付けたのは、IUMEの室内用ミニドアクローザーです。
玄関ドアなどに付いている大型の油圧式ドアクローザーとは違い、バネの力でアームを押し戻して、開けた室内ドアを自動的に閉めるシンプルな仕組みです。
高機能ではありません。やってくれるのは基本的に「開けたドアを閉める」ことだけです。
ところが、我が家で欲しかったのはまさにその機能でした。
空調中に開口部を開けたままにすると、室内外の空気交換が増えて冷暖房負荷につながります。商業施設を対象にした実測研究でも、開放状態では閉鎖時より漏気量が大きく増えることが報告されています。家庭とは条件が違うため数字をそのまま当てはめることはできませんが、「せっかく空調した空気を開けっ放しで逃がさない」という考え方自体は理にかなっています。
取り付けはネジ5本。電動ドライバーがなくてもできた
私が購入した商品は、本体を3本、アームを受ける部品を2本、合計5本のネジで固定する構造でした。
電動ドライバーがあれば早いですが、普通のドライバーでも作業できます。複雑な配線もありません。
私が購入したときのセットには、本体、レンチ、ネジ5本、鉄製のアーム受け、ホイール型のアーム受け、両面テープなどが入っていました。
最初に購入した2個には説明書が入っておらず少し戸惑いましたが、後から追加購入したものには説明書が同封されていました。2026年現在、同ブランド名の商品は楽天市場でも販売が確認でき、日本語取扱説明書付きと記載されている販売ページもあります。
買う前に一番確認したいのは「取付スペース」
実際に付けてみて、私が一番重要だと思ったのがここです。
ドアの横に本体を固定できるスペースがあるか。
我が家では約2cmの余白が必要で、取り付けてみるとかなりギリギリの場所もありました。
商品が安いからと先に買ってしまうと、「ネジを打つ場所がない」ということがあり得ます。私はその失敗も経験しており、スペースが取れない別のドアでは、押すタイプではなくワイヤーで引いて閉めるタイプを試しました。
左右どちらの開きでも使えたが、見た目は少し変わる
私が使ったタイプは右開き・左開きの両方で使用できました。
ただし構造上、左開きではアームの位置をドア上部の端へきれいに寄せられない場合があります。
機能には大きな問題がなくても、室内で毎日目に入るものなので、取り付け位置と見た目まで想像してからネジ穴を開けた方がいいと思います。
ドアと枠の高さが違う場合はアーム受けを選ぶ
購入した商品には、鉄製のアーム受けとホイール型のアーム受けの2種類が付属していました。
ドアとドア枠の高さの差が大きい場合には、ホイール型を使うことでアームがドアへ当たりにくくなります。
このあたりは商品写真だけでは分かりにくい部分でした。購入前には「自分のドアが開く方向」だけでなく、ドアと枠の段差も確認しておくのがおすすめです。
閉まる強さは調整できた
取り付け直後は、思ったより「バタン」と強く閉まりました。家族からも「もう少し弱くしてほしい」と言われました。
そこで付属レンチを使い、内部のバネのひねり具合を変更しました。私が使ったものは4段階で調整する仕組みでした。
我が家のドアでは一番弱い設定でも最後まできちんと閉まり、閉まる音も手で閉める場合と大きく変わらない程度になりました。
ただし、これはドアの重さ、蝶番の抵抗、取付位置などによって変わります。弱くすると必ず閉まるとは限りません。
強さを調整するときはバネと止めピンに注意
このタイプで少し注意したいのが、バネの強さを変更する作業です。
止めピンを外すと、ひねられていたバネが戻ろうとします。私はピンをなくさないよう注意しながら作業しました。
また、取り付けた位置によってはレンチが壁に当たり、自由に回せなくなります。我が家では取り付け後に選べる強さが実質的に限られました。
最初から最大の力が必要とは限らないので、ネジで完全固定する前に閉まり方を確認するのがいいと思います。
使いたくないときは機能を止められた
常に自動で閉めたいとは限りません。
私が購入したタイプはアームの付け根を90度倒しておけば、ドアを自動で閉める機能を使わない状態にできました。
一度取り付けたあと、使わないたびに本体を取り外す必要がないのは便利でした。
賃貸住宅にはおすすめしにくい
これは大事な点です。
基本的にネジでドアや枠へ固定するので、ネジ穴が残ります。
持ち家の我が家では問題ありませんでしたが、賃貸住宅なら管理会社・大家への確認が必要です。原状回復を考えると、私は安易にはおすすめしません。
2026年の今でも、この方法はあり?
2021年に取り付けた商品を改めて調べると、2026年現在もIUMEブランドの同種の室内用ミニドアクローザーは流通しています。
つまり「ドアを閉め忘れるから、後付けの簡単な道具で自動的に閉めたい」というニーズ自体は今も変わっていません。
ただし、商品仕様や付属品、価格は販売店や時期によって変わります。私が購入した当時は約1,000円でしたが、現在購入するときは最新の商品ページで確認してください。
楽天市場で現在販売されているIUMEの室内用ミニドアクローザーを見る
こんな家庭なら試す価値がある
- 家族が室内ドアをよく閉め忘れる
- 暖房・冷房中の開けっ放しが気になる
- ドアを閉めに立つのが面倒
- 大げさな油圧式ドアクローザーまでは必要ない
- ドア枠にネジ止めしても問題ない
逆に、賃貸住宅、ネジを打てないドア、取付スペースがない場所、非常に重いドアなどでは別の方法を検討した方がいいでしょう。
結局、一番よかったのは「注意しなくてよくなったこと」
この商品を使って印象に残っているのは、約1,000円だったことでも、取り付けが簡単だったことでもありません。
「ドア閉めて」と言わなくてよくなったことです。
家族が忘れないよう努力するより、忘れても自動で閉まるようにしてしまう。小さなことですが、こういう道具は生活のストレスを確実に一つ減らしてくれます。
元の記事では、購入時の梱包、実際の取付位置、左右開きの違い、アーム受け、バネ調整、動作GIFまで写真付きで詳しく残しています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
